山の出来事


第25話:ニホンミツバチ‐(2008年10月13日 掲載)



キイロスズメバチの襲来に備えるニホンミツバチ 2008年8月12日撮影

 2008年夏、只見の山小屋にニホンミツバチが巣を作りました。土台のコンクリと家屋の隙間が入口で、豪雪対策で1m以上の高さがある 床下に巣を作っていました。キイロスズメバチがやってくると、巣の入口にたくさん出てきて、近づくと羽根を震わせ追い払っていました。
 ニホンミツバチは古来から日本列島に住んでいたミツバチで、江戸時代には養蜂に使われていましたが、逃亡性があり採蜜量が少ないため、 輸入されたセイヨウミツバチが養蜂に使われるようになりました。ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べて黒っぽい色をしています。
 ニホンミツバチは森の老木の洞をすみかにしていましたが、生態や分布はよく判っていないようです。セイヨウミツバチの養蜂が日本各地で行われ、 在来のニホンミツバチは存続が危ぶまれていましたが、最近は都会に増えているといわれています。外国からの安い蜂蜜が 輸入されるようになって養蜂業が衰退し、天敵のスズメバチが少ないことなどが、都会にニホンミツバチが増えた要因のようです。
 ミツバチは働き蜂を含めたコロニー全体が、夏の間に貯めた蜂蜜をエネルギー源にして越冬するので、この山小屋を何年くらいすみかにして、どのくらい大きな巣になるのか、 楽しみではあります。


キイロスズメバチが来ると、巣の入口にでて警備する

花を求めて巣から飛び立つ

花粉団子をつけてのご帰還

キイロスズメバチが近づき臨戦態勢

床下の巣、これが一年目の大きさ

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