山の出来事


第22話:赤い山‐(2008年2月23日 掲載)



スギ花粉が生成され赤くなった山―奥武蔵・吾野駅付近 2008年2月20日撮影

   温暖化といいながら今年の冬は冷え込みが厳しい日が続き、東京でも何回か積雪が観測されました。 ここ2、3日は気温も上がり春めいてきましたが、近郊の山々は花粉が生成されたスギで赤く見えるように なっています。
 今年は花粉の飛散量が多いと予想されていますが、この赤くなったスギから花粉が風に乗って都会に散布される、 という困った世の中になっています。単一樹種の植林を作りすぎ、スギだった窮屈で息苦しいので、早めに子孫を残そうと 花粉をたくさんつくっているようです。山全体を眺めて、天然林と植林のバランス、植林内の落葉樹の割合などを うまく調整していけば、花粉の飛散量が減るのかもしれません。
 一斉造林を進めた人間の責任はどうなっているのでしょうか?おかしな事柄を作り出した人間を 厳しく追求する姿勢がないと、無責任で接待好きな官僚や学者に自然、そして人間の生活環境も壊され続けるのでしょう。


奥高尾・一丁平にて 2008年2月14日

奥武蔵・関八州展望台にて 2008年2月20日

戻る